ミニ四駆の楽しみ方・盛り上げ方を聞いてみよう!──イベント主催者インタビュー集
第6回 「みんなにミニ四駆の楽しさを知ってもらいたい」──6年生が立ち上げたミニ四駆クラブ
全国各地で開催されている、タミヤ主催の公式大会ではないミニ四駆イベント、「草四駆イベント」(草野球のような感じで)。
最近では大規模なイベントから地域のコミュニティに特化したイベントまで、さまざまな草四駆イベントを見かける事が多くなってきました。
【タミヤ主催以外のイベント一覧はこちら】
この連載では、そうしたミニ四駆活動を主催している方々にお話を伺い、それぞれの取り組みや思いをご紹介しています。
今回は少し視点を変えて、小学校の授業内選択制クラブの中で、生徒自らの思いで立ち上げられたミニ四駆クラブについてご紹介します。
── 「ミニ四駆が大好き」から始まったクラブ作り
このクラブを立ち上げたのは、静岡市立清水江尻小学校6年生の脩飛君です。
脩飛君はミニ四駆が大好きで、普段からお店などに設置されているコースで遊んでいるそうです。自分の手で組み立てたマシンが走る興奮、レースで一喜一憂する時間、カスタマイズを通じて自分だけの一台を完成させる喜び。
そうした体験を重ねるうちに、「この楽しさを学校のみんなにも知ってもらいたい」という想いが芽生え、クラブ設立を実現しました。
── 仲間を集めて、思いを形に
なぜ脩飛君はクラブを作ろうと思ったのか。「大好きなミニ四駆の楽しさを学校のみんなにも知ってもらいたい」という想いが出発点だったといいます。
レースに勝つ興奮もあれば、自分の手で部品を組み立て、パーツをカスタマイズしていく創造の喜びもある。こうした体験を友達に知ってもらい、一緒にミニ四駆を楽しむ仲間を増やしたいという思いが、行動へとつながりました。
仲間を集めるのも脩飛君が自ら担当。クラブの募集時に、自分で各クラスを回ってミニ四駆の魅力について説明しました。
組み立てるときのワクワク感、自分らしくカスタマイズできる喜び、レースで競い合う興奮。脩飛君自身がミニ四駆で遊ぶ中で感じた面白さを伝えることで、ミニ四駆経験者から初めて触れる子まで、脩飛君を含め10名の仲間を集めることができました。
仲間が揃ったときに決めたクラブのルールは、「みんなが楽しく」。
「ミニ四駆を好きな子はもちろん、初めてミニ四駆をやる人にも楽しんでほしい」という思いからこのルールに決めたそうです。誰もが最初は初心者。そうした視点を持つことで、メンバーみんなが安心して参加できるような雰囲気が生まれ、「ミニ四駆の楽しさを知ってもらいたい」という当初の思いも実現されました。
活動で使用したキットは、「ミニ四駆スターターパックAR スピードタイプ (エアロ アバンテ)」。
クラブ活動の時間には、みんなで組み立てやカスタマイズをしながらそれぞれが自分だけのマシンを完成させていきました。
組み立てに苦戦する子がいれば、お互いに教えあう。そうしたことで「みんなで楽しく」安心して活動に参加できました。
時に集中し、時に協力しながらマシンが完成。自分で作ったミニ四駆がコースを走る時の喜びは格別です。
「みんなで一緒にミニ四駆を作れたこと、レースができたことが楽しかった」と脩飛君。他のメンバーも「クラブに参加したことでミニ四駆に興味がわいた」「すごく楽しかった」と話します。
まさに、目指していた「みんなにミニ四駆の魅力を知ってもらいたい」を実現することができました。
クラブをゼロから作り、実際にみんなで活動を楽しんだ脩飛君の「ミニ四駆クラブに入った10人全員が仲良くなりました! みんなにミニ四駆がこんなに面白いということを知ってもらえて、クラブを作ってよかったと思います」という言葉から、喜びと達成感が伝わってきます。
自分で組み立て、カスタマイズしたマシンが、期待通りに、あるいは予想を超えて走る。その瞬間の興奮を、仲間たちと一緒に味わうことで楽しさもより大きなものになったようです。
── 小学生の主体性が形にした活動
脩飛君のお話を聞いていると、ミニ四駆という趣味を通じて、仲間と信頼関係を築き、自分たちで活動を設計・運営していく──そうした学びの場が自然に生まれていたことに気付かされました。
先生に「クラブを作ってください」と言われたのではなく、「みんなに楽しさを知ってもらいたい」という本人の思いを起点に、友達にその思いを丁寧に伝え、仲間を集め、一緒に活動をつくっていく、とても素敵なチャレンジを知ることができました。
脩飛君、そしてクラブメンバーの皆さん、素敵な活動をありがとうございます!
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