ミニ四駆ジャパンカップ2025『コンクールデレガンス ONLINE』
受賞作品ギャラリー
ミニ四駆ジャパンカップ2025『コンクールデレガンス ONLINE』各賞の受賞作品を紹介!
"マシンの見た目やドレスアップのアイデア" でミニ四駆の頂点を目指すコンクールデレガンス。全4回にわたって開催した『ミニ四駆ジャパンカップ2025 コンクールデレガンス ONLINE』で「MIP賞」「XLARGE賞」「FDK賞」「ヨコハマタイヤ賞」「ヤマハ発動機賞」や、「タミヤ賞」「ミニ四ドクター・MC賞」「その他賞」へ入賞した作品を紹介します。
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Most Valuable Product
〔 作 者 〕 マブダチモーター鈴木
〔 題 名 〕 VICTORY MAGNUM -FUTURE EYES-
ビクトリーマグナムを未来的に再構築し、圧倒的な金属感と細部まで行き届いた造形。
まさに“未来のミニ四駆”を感じさせる作品、マブダチモーター鈴木さんの『 VICTORY MAGNUM -FUTURE EYES-』が、2025コンクールデレガンスNo.1《Most Valuable Product》に選ばれました。おめでとうございます!
『Most Valuable Product』特別インタビュー
2025年のコンクールデレガンスで見事No.1 MVPに輝き、圧倒的な存在感と緻密な造形で注目を集めたマブダチモーター鈴木さんに、その受賞作品に込めた想いから制作の舞台裏まで、たっぷりとお話を伺いました!
── 造形で一番苦労した点や、『未来のマシン』として特にこだわった部分を教えてください
「まず、一目でビクトリーマグナムだと分かってもらえるように細部を作り込み過ぎないように注意しました。"豪"の文字の肉抜きは、少年時代に一度挑戦して失敗した経験があったので、今回は完璧に成功させることが出来てよかったです。シャーシには90年代当時物の男心を擽るデザインのスライドダンパーや、内部のギヤーが見えるスケルトン素材のパーツも取り入れて『メカ+スケルトン+発光』の男子が憧れた近未来要素を盛り込んだ、お子様ランチのようなマシンを目指しました。」
── LED発光というギミックを作品に取り入れていますが、光り方へのこだわりを教えてください
「文字の輪郭をクッキリ見せる為に裏から遮光性のある塗料を塗ってあります。文字の裏側は自動車のヘッドライトのようにLEDの光が文字全体に反射するように箱状になっていて内側をメッキ調に塗装してあります。」
── メッキ調の輝きや未来的な質感が印象的です。塗装で質感を表現する際に意識したポイントや、仕上げでの工夫を教えてください
「メッキ調にするには下地を可能な限り平滑なグロス塗装する必要があるので、サーフェイサーの段階から3000番のペーパーを使用して表面処理に力を入れました。仕上げはタミヤ モデリングワックスを使って艶出ししています。」
── 「少年時代に思い描いた未来のミニ四駆」というテーマを選んだきっかけを教えてください
「2024年の6月にショップのミニ四駆売り場で、今回の作品でも3セット使用している HG 軽量19mmオールアルミベアリングローラー(テーパータイプ)というパーツを手に取った瞬間に、その独特な形状に近未来感を覚えたのがきっかけでした。少年時代は映画のロボコップやターミネーター等の影響でメカニカルな物に憧れていて、未来の世界はきっとこういうもので溢れているのだろう…もちろんミニ四駆もメカニカルな姿になっているのだろうと考えていました。当時、漠然と思い描いていた"ピカピカに光り輝いた、まるで機械のようなミニ四駆"という未来のミニ四駆のイメージを今現在のセンスでブラッシュアップして具現化しました。」
── 構想から完成までどれくらいの期間をかけて制作されましたか?印象に残るエピソードがあれば教えてください
「2024年の6月に制作を始めましたが、空いている時間にゆっくりと作業を進めていたので最終的には1年4カ月程の長期間となりました。制作中に訪ねた"タミヤホビーワールド2024"の会場に偶然、今回の作品と同じビクトリーマグナムがベースのとても格好良い改造マシンが展示されていたのを見て、制作のモチベーションアップに繋がりました。」
── 作品写真のライティングや構図が印象的でした。撮影時に意識されたポイントを教えてください
「100円均一で購入した乳白色の収納用プラBOX内に作品を置いて、同じく100円均一のLEDライトで照らして10年以上前のコンデジで撮影してます。光量が足りない時はデスクライトを追加したりしますが、今回の作品は光をよく反射するので、照らす光量は控えめにして、陰影で金属感を強調出来るように工夫しました。構図はいつもパッケージアートを参考にしています。」
── 次に挑戦してみたいテーマや構想中のアイデアがあれば教えてください
「まだ誰もやったことがないジャンルを探求しています。芸術の要素強めな"アート四駆"なんて面白いかなと思ってます。」
── 最後に、これからコンデレに挑戦してみたい方へ、アドバイスやメッセージをお願いします!
「"アイデアを形にするコツ"はまず理想の完成形を絵にしてみることでしょうか。加工前のマシンの画像を撮影して弄ってみてもいいですし、いきなり作業を始めないで、まずは落ち着いて平面で理想の形を探ってみることが大事だと思います。そして実際に作り始めたら、一先ず最後まで完成させることが大切です。完成という成功体験を積み重ねることで作品はどんどんレベルアップしていきます。レース会場に行かずとも、今すぐに一人で始められるのがコンデレの魅力の一つだと思います。」
「自分の思想を作品にして表現するという体験はストレス発散にもなりますし、コンデレで得た知見や技術はレースマシンにフィードバックも出来ます。今は有志のミニ四レーサーによるwebコンデレも盛んに開催されているので、まずは自分のお気に入りマシンをみんな見て!というカジュアルなノリで参加してみるのは如何でしょうか。」
タミヤからのコメント
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《ミニ四駆開発スタッフ》
少年時代の思いを表現した夢のある作品です。ボディパーツだけでなくホイールまで金属感が溢れています。どれが金属パーツなのか、どれが元プラパーツなのか見分けるのが難しいっ。フロントのスライドダンパーのTAMIYAの彫刻もまるで金属削り出し。現代のミニ四駆の数十年後も、ぜひ思い描いてみてください! -
《MCガッツ》
メッキを超えたすさまじい金属感と、ボディのいたるところに施された加工や工夫もオリジナリティがあって素晴らしい!ぜひ皆さんもノーマルのビクトリーマグナムと見比べてみてください。それにしてもこれほど「実物を見たい!」と思ったボディは今までありませんね!
《ミニ四ドクター》
メッキ塗装が素晴らしい!ですがもっとすごいのは…細部の加工の完璧さ!ガッツも言っていますが私も「実物を見たい!!」豪がこのマシンを見たらどう思うのか?豪にも見せたいですね。ほんとすごっ!! -
《マスターウエダ》
往年の名車「マグナム」をベースに、現代的な解釈でカスタムを施した素晴らしい作品です。仕上がりは非常に完成度が高く、違和感のない美しいまとまりを感じました。作品の構想力、それを形にする技術力と経験がマシン全体にぎゅっと凝縮されており、過去のパーツを巧みに織り交ぜながらも、作品全体は時代を感じさせません。全体の高い質感、細かなディティールの造形処理等、眺めていて飽きないポイントが数多く見られ、実際の作品を見てみたいです! -
《タミヤスタッフ》
「豪」の文字を内側から光らせるための緻密な肉抜きに驚きました。一切の妥協のない作り込みに圧倒されます。写真からも伝わる重厚感に加え、写真では見えない角度からも眺めてみたくなる完成度。オリジナル「マグナム」の持つ魅力を損なうことなく、新しい解釈と現代的な造形センスを融合させたデザイン。まさに、フルカウルミニ四駆のカッコよさを極限まで引き出した傑作です!
MCガッツ賞
MCGUY賞
MCゆこ賞
入賞作品
見応えたっぷり!『コンクールデレガンス ONLINE』過去の受賞作品はこちら
優秀作品・特別展示 作品ギャラリー&展示レポート
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